【はちみつ文庫】 吸血鬼は輸血中 4 【R-18】
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□ 吸血鬼は輸血中  □

吸血鬼は輸血中 4 【R-18】

 翌日、ルシガは大荷物を持って帰って来た。

「何それ?」
「採血用の機械だ」
「えっ?」
「使わないやつを病院から払い下げてもらった」
「私の為に?」
「……ああ」
「嬉しい!」

 アレックスはルシガに抱きついた。

 吸血鬼はセックスで高ぶると、血を吸いたくなる。
 ルシガはジョージの事は『不幸な事件だった』と理解してくれたようだったが、性交中に同じ事が起こらないよう、輸血の準備をしてくれたようだ。

「今から400cc採るから、待っていてくれ」
「貴方の血をくれるの?」
「私以外に誰がいる? 400ccなら問題ない」

 そう言うとルシガは身体に針を刺して、機械を動かし始めた。
 アレックスは夕食を持って来ると、ルシガに訊ねた。

「ねえ、どのくらいかかるの?」
「1時間ぐらいだな」
「じゃあ、その間お風呂に入って来るわね」
「ああ」

 チューブを通る赤い血液を見ただけでワクワクした。
 最愛の人と結ばれる上に、その血まで貰えるのだ。
 吸血鬼にとって、これ以上の幸せはなかった。

『やっぱりお医者さんと付き合うって、玉の輿なんだわ』アレックスは、湯船につかりながらそう思った。

 身体を丹念に洗い、最後にゆっくりと尻を解す。
 今からおこなわれる行為を思っただけで、胸が高鳴った。
 一人でイキたくなるのをぐっと我慢し、十分に尻を解すと、肌を桜色に染めて湯から上がった。




 バスルームから出て来ると、ルシガは採った血を、輸血台に取り付けていた。

「ルシガー! お待たせっ!」と言って、ルシガに抱きつく。

 するとルシガは、その場にへぇにょへによと倒れ込んでしまったではないか。

「どうしたの?」
「貧血……だ」
「あーっ! 食事を残してるじゃない!」
「ホウレンソウもレバーも好きじゃない」
「食事もしないで、血を採ったの?」
「ああ」
「ちょっとまって、何か作って来るから……」

 そう言ってキッチンへ向かおうとしたアレックスを、ルシガが引きとめた。

「大丈夫だ。それより身体の準備はできてるんだろう?」
「……ええ。……でも」
「大丈夫だから。おいで」

 ルシガに促され、アレックスはベッドに腰かけた。

 バスローブを脱がされると、桜色に染まった身体をルシガに晒した。
 ルシガはうっとりと眺めると、溜め息交じりに言った。

「アレックス……綺麗だ」

 されるがままに、輸血用チューブを取り付けられる。
 血はまだ流されていない。
 アレックスが高まった時点で、流される予定なのだ。
 それからアレックスはベッドに押し倒さると、その唇を貪られた。
 
 ルシガから、激しく舌を求められ……求められ……求められ?

「ルシガ? ルシガ、大丈夫? 気分が悪いんじゃないの?」
「大丈夫だ。続き、続き……」
「もう、無茶しないで!」
「せっかく採血機を買って来たのに、やらずにおれるか」

 ルシガは意外にケチで、せっかちな性格らしい。

「もう、逃げるものじゃないんだから……あっ! ……ぁあんっ!」

 乳首に強い刺激を受け、アレックスの身体に火が付いた。
 ルシガがふら付く身体で、彼の乳頭に吸いついていたのだ。
 しかし力尽きると、『ちゅっぽん』と音を鳴らし、彼はベッドに倒れ込んだ。
 アレックスはそんなルシガが愛おしくて、彼を受け入れることにした。

「……大丈夫よ、ルシガ。私に任せて。絶対かまないから咥えさせてね」と言うと、アレックスはルシガの起きかけたそれを頬張った。
 じゅるっ、じゅるっ、じゅるっと淫靡な音を立ってて吸い上げると、すぐにそれは口の入りきらないくらいの大きさになっていった。

「あん。ルシガ、すごい……」

 そのいきり立った物を舌先でペロペロと舐め上げ、くびれた部分を含み舌で弄ぶ。

「ねえ……いい? ……ルシガ? ルシガっ!」
「だ……大丈夫だ」
「やだ、顔色が真っ青よ」
「血の気が下にさがった」
「ねえ、輸血する?」
「それはお前用だ。かまわない、おいで」

 ルシガは再び起き上がると、アレックスの手を引っ張りその身体を抱きしめた。
 何が何でもする気らしい。
 こんなに求められるのは嬉しい事だが、アレックスは彼の身体が心配だった。

「そんな無茶しなくても、いつでもでき……あぁ……っ。んっ。」

 その時ルシガの指先が、アレックスの蕾を弄った。
 緩やかに円を描き、2本の指が少しずつ入ってくる。

「あんっ。あっ、だめ。だめよ……あぁんっ」

 中を優しく掻き混ぜられ、敏感な部分にその指が触れた。

「ひゃっ。や……っ。……あぁんっ!」

 撫で上げられるように何度も往復され、耐えようにも声が漏れてしまう。

「さあ、おいで」

 上に乗るように言われ、アレックスは尻でそれを含んでいった。
 ここまで燃えあがってしまったら、自分を止めようがなかった。

「ああぁっ!」

 極太のそれは、軋むようにして身体の中に入っていく。
 目が眩むような刺激が、アレックスの身体を貫いた。
 しかしそれは大きすぎて、なかなか最後まで入りきらなかった。

 ルシガは上半身を起こすと、アレックスの躰を揺らし、その中に全てを納めていった。

「ひぃ……ぁっ。んっ。んっ」

 ルシガに貫かれて、アレックスの背筋に快感が走った。
 身体の奥から沸き上がるような欲望に、アレックスはルシガの肩に腕を回すと、しがみ付くようにして身体を動かし始めた。

「あっ。いい。あぁんっ。……ルシガぁ……大丈夫?」
「興奮したら、血の巡りがよくなった……。アレックス……締め付けられて苦しいくらいだ」
「良かった……あんっ。はぁんっ」

 どうやらルシガは元気になったようである。
 アレックスは安心する間もなく、下から突き上げられるた。
 さすが女遊びをしているだけに、ルシガの腰の動きは絶妙だった。
 荒々しい中にも繊細さがあり、アレックスの感じる部分を確実に捕えていた。

 アレックスはその快感に、歯茎がムズムズとしてきた。

「ああ……いや……あぁあっ!」と言う叫び声と同時に、彼の犬歯が伸びていく。

 にょきにょきと伸びたそれは、小さな牙となった。

「うわぁあああっ!」

 その牙を見て、ルシガの悲鳴をあげた。

「……大丈夫よ……。ルシガ、血を頂戴!」
「了解だ。管を開くぞ」

 チューブを通して赤い血が、彼の身体に流れ込む。
 するとその瞳が赤く染まり、アレックスは恍惚に酔いしれていった。
 
「あぁ……すごいっ!」

 血を摂取しながらのセックスは、吸血鬼にとっては最高の快楽だ。
 全身から悦びが沸き上がり、身体が痙攣した。
 しかし変化したアレックスの姿を、ルシガが怖がったのだ。

「アレックス……萎えてしまいそうだ……」

 その言葉どおり、彼の物は固さを失いつつあった。
 
「萎えちゃダメ! ルシガ、後ろから来て」

 顔が見えなければ大丈夫だと思ったアレックスは、、尻を高く持ち上げてルシガを誘った。

「アレックス、すまない」

 謝りながら、ルシガは深く入って来た。

「はぅっ!……いいの。人間なら、誰でも怖いわ……あっ。あんっ!」
「……くっ。堪らない」

 ほっとしたのかルシガのそれは、元気にアレックスの中で暴れ始めた。
 そしてルシガは、アレックスの身体に覆いかぶさってきた。

「あっ。だめ……そんなにくっついたら……ああんっ」
「何故だ?……肌が吸いつくみたいで、気持ちいい……」

 隙間がないほど体を密着させるながら、ルシガはその腰でアレックスを激しく突いた。

「はぁ……だって、もうイキそうだもの。……ひぃぁっ!」
「私もだ……くぅっ」
「……違うの、本当にイキそうなのぉっ! ああぁぁぁっ」

 抱きしめられたまま腰を振られ、アレックスの全身が小刻みに震えた。
 ルシガはアレックスを抱え込むようにして、離さなかった。

「あんっ。あんっ。あんっ。だめ……ルシガ……危な……っ」

 そう言いかけた瞬間――

 蝙蝠の羽根の形をした大きな翼が、アレックスの背中から突然飛び出した。

 ルシガは顎を強く打ち、吹き飛ばされた。
 その後を追うように、彼から出た白濁も飛んだ。

「はぁ……んっ。あぁ……ん。……イッちゃった。ごめんなさいルシガ」

 ルシガはベッドから転がり落ち、頭を強く打って「痛たた……」と押さえている。

 アレックスの背中には、悪魔を思わせる大きな黒い羽根が生えていた。
 それは彼の金髪と相まって、さながら堕天使の様だった。

「どうしたんだ、その羽根は?」
「真実の愛を得た証よ。吸血鬼でも羽根を持ってる者は少ないの。」
「それは……どうなるんだ?」
「暫くしたら元に戻るわ。そして必要な時に出せるようになるの。こんな立派な羽根が生えて、嬉しい!」
「な……何だかわからんが、良かったな」
「これもそれも、全部貴方のおかげよ! ありがとうルシガ!」

 吸血鬼は真の恋人を得た時、その背中から羽根が生える。

 その形や大きさは本人の資質と、相手から受ける誠意と愛情によって変わるが、アレックスの蝙蝠型の羽根は最上級のものだった。
 他の吸血鬼はこの羽根を、憧れと尊敬の眼差しで見るだろう。
 アレックスはそんな翼を与えてくれた、ルシガの愛情が嬉しかった。




 それからルシガは、アレックスの為に新鮮な血を作り出すため、ホウレン草やレバーを食べて、週に1回400ccの血を彼に捧げた。
 アレックスはそんなルシガの為に、『嫌いな食物克服料理』を作り、昼夜を問わず彼に尽くした。
 採血の関係上セックスは週に一日だけだったが、それは濃厚で、アレックスはその度に羽根を出し、何度も達った。

 これから先ルシガが望むなら、彼は吸血鬼として一族に迎え入れられるだろう。
 何故なら彼は、アレックスに大きな蝙蝠の羽根を与えた特別な人物なのだから。








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Date:2011/03/16
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