【はちみつ文庫】 世界名作劇場:硝子のディルド 3 【R-18】
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□ 硝子のディルド  □

世界名作劇場:硝子のディルド 3 【R-18】

 王子の侍従長は、その硝子のディルドを前にして、片眉を上げて言いました。

「で、この硝子のディルドと、ぴったりと合う尻を持つ男を 探し出せとおっしゃるのですね?」
「……そうだ」
「この者は、何か罪を犯したのですか?」
「……」
「どうしてもお探しになりたいなら、その尻の持ち主に、金貨百枚をやるとおっしゃってはいかがですか?」
「……うむ」
「そうすれば、見つけ出すことも可能かと」
「わかった。金貨百枚出そう。何が何でも見つけてくるのだ!」

 そう命令し、侍従長が部屋を出て行って、王子は独り言を言った。

「どうして私は、あいつを探そうとしているのだ?」

 その理由を、本当は王子はわかっていたのです。
 しかしそれを認めたくなかったのでした。

 


 そして広場では、富める者から貧しい者まで、国中の男達が列をなして、硝子のディルドを挿れるのを待っていました。
 金貨百枚ともなれば、皆必死です。
 中には、生まれたばかりの男の赤ん坊を 連れてくる母親もいて、侍従長の頭を悩ませました。

「くっはっぬぅっ」

 毛むくじゃらの尻の男がそれを納めようとしましたが、そのあまりの大きさに、上手く挿れることができません。
 ほとんどの者は、それを入り口に含むことすら出来ませんでしたが、極たまに含める者がいました。

「挿ったわ!」

 こう言う者は たいていが男娼で、挿りはするものの、中に少しのゆとりがありました。

「困ったものだ、あと四人しか残ってないというのに」

 侍従長は、こめかみを押さえながら「次の者」と言いました。

 最後に残った四人とは、シンデレラと義理の家族達でした。
 シンデレラは、列の一番後ろで、ドキドキしながら硝子のディルドを見ていました。

「義父様に無理矢理連れてこられたけど……あれは私のディルド。もしあれが挿ったら、金貨をいただくときに、もう一度ルシガに会えるのかしら?」

 しかし王子の物を、やすやすと受け入れていたシンデレラの蕾は、今は固く閉ざされています。
 あの巨大なディルドが、とても挿りそうにありませんでした。

「ぎゃ~っ! 父上、やめて~!」
「父上、尻が切れてしまいます。どうか許して~!」

 と叫ぶ義理の兄弟達を見ると、不安がどんどん増していきました。

 その時です。
 誰かがシンデレラの尻の谷間を、ツルリと触りました。

「嫌、痴漢!」

 シンデレラが振り返ると、そこにはあの魔法使いがいました。

「お前の蕾を解してやった」

 魔法使いは、シンデレラの耳元でそう囁くと、人混みに紛れて姿を消してしまいました。

「ありがとう魔法使いさん。なんだか身体が火照ってきて、今ならアレを挿れることが出来るような気がします」

 その時義父の「ぐぬぬぬぬぬぅ~!」と言う、声が聞こえてきました。

「お父様、もうおやめください。血が出ています」
「なんの。金貨百枚のためなら、尻の一つや二つ。くぅーっ!」

 そんな義父に、侍従長が冷めた声で言います。

「あ。血が出たらだめだから。はい、次」

 いよいよ、シンデレラの出番がやって来ました。
 シンデレラが、硝子のディルドが置かれた段の上に立ち、そのズボンを脱ぐと、どよめきが起こりました。

「なんて綺麗な尻なんだ!」
「まるで瑞々しい白桃のようだ!」

 人々の言葉が行き交う中、シンデレラは、消毒された硝子のディルドを取り上げると、それを蕾にあてがいました。

「あぁん……」

 一瞬にして王子との熱い一夜を思い出し、自然に甘い声が漏れてしまいます。

「あぁ……ルシガ……もう一度、会いたい……」

 シンデレラは小さな声で呟きました。
 突きだした尻に、ディルドを含んでいくと、自然に涙が零れました。

 それは苦痛の涙ではなく、悦楽の涙でした。
 ディルドの切っ先は、シンデレラの敏感な部分を刺激ながら中に入っていきます。

「はぁんっ……ぁあっ。……いい……」

 ディルドを体内に納めきったシンデレラの姿は、白い肌が色付いて、溜め息が出るほど美しさでした。
 好色な義父や義理の兄姉達だけでなく、その場にいた男全てが、その色香に目眩がしました。

 ごくりっと、生唾を飲んでいた侍従長は、はっと我に返り、ディルドの入り具合を確認しました。
 硝子のディルドはシンデレラの尻の中に、ぴったりと収まっているではありませんか!
 侍従長が軽く引っ張ると、何とも良い案配に、シンデレラのヒダがそれにしがみついてくるのです。

「そなたが王子の探していた者だ! さあ、私について城に来い!」
「?」

 シンデレラは衛兵に両腕を掴まれると、そのまま馬車に乗せられてしまいました。

 侍従長が金貨を渡そうとしましたが、シンデレラはそれを受け取りませんでした。
 金貨など、どうでも良かったのです。

 馬車に揺られながら、シンデレラは思いました。

 嫌がる王子を無理矢理犯した自分に、罰を与えるために王子は探していたのかもしれないと。
 それでもシンデレラはかまいませんでした。
 どんな罰を与えられようとも、あの愛しい姿をもう一度見ることが出来るのなら、それだけで幸せでした。




「ルシガ……会いたかった……」

 シンデレラは王子の部屋に入ると、そう言いました。
 しかし王子は、シンデレラの顔も見ようとしません。
 ぞっと斜め横を向いたまま、シンデレラに問いかけました。

「来るのが怖くはなかったのか? 私が怒って、おまえに酷い罰を与えるとは 思わなかったのか?」
「罰を与えられても仕方ないもの。私はルシガに、無理矢理……あんな事をしたんだから……」
「何故逃げようとしなかった? 衛兵もいない部屋に お前を入れておいたというのに……」
「もう一度……もう一度だけで良いから、顔を見たかったの……」
「顔を見て、何になるというのだ?」
「……だって……会いたかったから」
「私はお前の顔など、二度と見たくない!」
「ルシガ……」
「私の名を呼ぶな!」
「ルシガ……私を見て」
「呼ぶな! 牢に入れるぞ」
「ルシガ……」

 王子は青ざめた顔で、唇を噛むと言いました。

「衛兵! この者を塔に閉じ込めておけ!」

 シンデレラの瞳から、涙が零れました。

「さようなら……ルシガ……」

 そう言うと、衛兵に銃を突きつけられ、シンデレラは王子の部屋から出て行きました。




 塔はシンデレラのお屋敷の地下牢より、過ごしやすいところでした。

 少なくともベッドが置いてあり、そのうえには清潔なシーツがひかれていました。
 しかしシンデレラはそのベッドの上には上がらず、石畳の床の上に座っていました。
 食事を出されても、喉を通りません。

 罰が怖いのではありませんでした。
 王子に嫌われたのが、悲しかったのです。

 塔の小さな窓から月が見えたとき、鉄格子から銀色の蝶が入ってきました。
 銀粉を振りまいて くるくる回ったかと思うと、その中から魔法使いが現れました。

「私がしたことのせいで、酷い目に遭わせてすまない」
「いいえ……そんなことありません。私は幸せですもの。魔法使いさん、ありがとう」
「さあ、この塔から逃がしてやろう」
「やめて!」
「……どうしてだ?」
「私は死んでもかまわないの。逃げるのは嫌」
「どんな目に遭うか、わからないんだぞ?」
「かまわないの。……それがルシガの望むことなら」

 魔法使いがどんなに説得しても、シンデレラは頑として塔に残ることを望みました。
 最後には魔法使いも根負けをして、去って行きました。




 それからシンデレラは、床の上で微睡み始めました。
 浅い眠りに入りかけたとき、塔の階段を上る足音と、話し声が聞こえてきました。

「こんな所に閉じ込めるなんて、殺されるに決まってる」
「それくらいならその前に、俺がたんまり楽しませてもらわないとな。ヒッヒッヒ」

 ギギギギギィ……。

 悲鳴のような音を立てて扉が開いたかと思うと、三人の牢屋番が入ってきました。

「な……何?」
「へへへっ。楽しませてくれよ、別嬪さん」

 シンデレラは逃げようとしましたが、狭い部屋の中ではすぐに捕まってしまいました。
 一人が薄汚れたズボンを脱ぐ間、他の二人がシンデレラの衣服を剥ぎ取ってしまいました。

「こんな綺麗な顔、見たことねぇな。しかもこの尻だ、たまらねぇ」
「嫌、やめて!」

 シンデレラは二人の男に押さえつけられ、四つん這いにされてしまいました。
 そんなに叫んで暴れても、男達はその手を止めません。
 恐怖の涙が、シンデレラの頬をつたいました。

 ――こんな男達に、犯されるのは嫌!
 
 その思いは叶えられず、男のねっとりとした舌が背中を這い、尻に向って降りていきました。

 その時!

 バターン!

 部屋の扉が、再び大きな音を立て開きました。

「何をやっているんだ、貴様ら!」

 そこに立っていたのは、王子でした。

「ひぃいいい! お許しを!」

 恐れおののく牢屋番達を、王子は剣も抜かずに、素手で殴り倒してしまいました。
 遅れて入ってきた衛兵達が、不埒な輩を連れて出していきます。

「アレックス! 大丈夫か?」
「ルシガ……」

 王子はマントを脱ぐと シンデレラに被せ、その躰を抱きしめました。
 
「あれからずっと考えていた。私の、お前に対する気持ちを……」

 シンデレラは濡れたままの瞳で、王子を見つめました。
 その顎を片手で持ち上げ、王子はシンデレラに口づけをしました。

 優しいのに熱く蕩けるようなキスでした。
 唇を離すと王子は言いました。

「アレックス愛してる」
「……ルシガ!」
「酷いことをして、すまなかった」

 シンデレラは、無言で頭を振りました。
 胸が一杯で、上手に言葉が出てこなかったのです。

「魔法使いからお前の気持ちを聞いた。これほどまでに私を愛してくれる者は、生涯お前だけだろう。そして私がこれほどまで愛せるのも、生涯おまえだけだ」
「嬉しい!」
「さあ、今から昨夜の続きをやるぞ!」
「……ええ。……でも優しくしてね」
「どうした?」
「だって……ルシガの、大きいんだもの……」

 赤面するシンデレラに

「可愛い奴め! はっはっはっ!」

 王子はあの白い歯を出して、笑いました。

 こうして、この二人は永遠に結ばれたのでした。



 
 え? あの好色な義父と、義理の兄弟達はどうなったかですって?
 シンデレラに意地悪をした罰として、財産を没収されて 国外に追放されたようですよ。




 めでたし。めでたし。




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Date:2011/04/14
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2011/04/15 【】  # 

* Re: 鍵コメR様

コメントありがとうございました―!
「おバカ」は最高の褒め言葉です!
コメディーは気持ちが明るくなるからいいですよね―。
私も書くのも、読むのも大好きです!
2011/04/16 【ねむりこひめ】 URL #- 

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